イベント運営

【徹底解説】イベントプランナーとは|仕事内容・やりがい・実際になるには?

イベントプランナー(event-planner)とは、展示会や講演会といったセミナーや、コンサート、スポーツイベントなどの多くのイベントを企画し、準備、運営する職業のことを言い、イベントプランナーの多くは広告代理店や企画会社に勤めている為、イベントプランナーになるには大学を出た後、企業に就職するのが一番の近道と言って良いでしょう。

イベントを企画・運営する仕事は花形職種と言う事もあり、多くの新卒学生が目指したがる職ではあるものの、その仕事の9割は関係各所とのやり取りとなる裏方の仕事がメインです。

そのため、イベントプランナーになりたいという気持ちだけでは現実とのギャップを感じてしまい、「生活関連サービス業・娯楽業」と呼ばれるイベント業界の離職率は20.3%とかなり高いものになっています。

離職率の推移【平成28年】厚生労働省|産業別入職率・離職率

 

とは言っても、イベントプランナーに本気でなりないと思っている方も多くいらっしゃると思いますので、今回はイベントプランナーになる為に知っておきたい知識をご紹介していきます。

 

イベントプランナーになる一番の近道!
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イベントプランナーを目指す前に|現状と将来性を確認

イベントプランナーの今

一旦は広告代理店やイベント企画会社に就職して働く方が多いですが、実際に現場の第一線で企画に携われるかたはごく一部です。そのため、「自分のやりたい仕事ができない」「理想と現実にギャップがある」という不満が出やすく、離職率は20.3%超えという厳しい世界であることが現実です。

イベントプランナーの将来性は?

近年、イベントプランナーの活躍の場は広がりを見せており、一般企業や自治体などで働くプランナーも増加傾向ではあります。ただ、イベントプランナーは実力勝負と体力勝負の仕事です。

そのため、いざフリーランスになっても有能な一部の人に仕事が集中していますので、スキルと実力を兼ね備えたプランナーになることが、活躍の幅を広げる最低条件ではないでしょうか?

 

イベントプランナーの主な仕事内容

イベントプランナーの仕事を一言で表すとイベントを企画・運営する仕事と言えますが、具体的に何をしてるのかが分かりにくいのがイベント業界。そこでまずは、イベントプランナーとなった人がどのような仕事をしているのかをご紹介して行きます。

イベントの企画立案

イベントプランナーはさまざまなイベントを企画・準備・運営する人のことです。イベントの種類や案件によって、イベントプランナーの担う業務は少しずつ異なりますが、全体的な流れとしては、イベントの情報収集から始まり、パンフレット製作、音響や照明準備、美術効果、会場作り、そして宣伝や告知といったものが主な仕事内容となります。

どんなイベントにも必ず「目的」があるため、これら一連の業務に対してクライアントと密に相談しながら最も効果的なプランを提案し、大勢のスタッフと一緒にイベントを作り上げていく、「イベントプロデューサー」と兼任するような場合も多いです。

携わるイベントの例

コンサート、ライブ、スポーツイベントなど、規模も大きなものから小さなものまでさまざまです。地域で行われるお祭りや街で行われるフリーマーケット、婚活・お見合いパーティー、ブックフェア、モーターショー、宝飾展などの見本市、格闘技イベント、オリンピックやワールドカップも、イベントの一種ですね。

イベントプランナーの役割とは?

スポーツ・ファッション・ウエディングなどを企画する関係上、広告代理店やイベント企画会社に所属することが多く、一般的にはクライアントとなるメーカー企業から依頼を受け、企画を考えていきます。

世の中のニーズを掴む力、独創的なアイデアとセンス、マーケティングに関する知識など、多様なスキルが求められる仕事です。

予算・スケジュール管理

イベントプランナーの仕事の大きな特徴は、自分一人では絶対に完結しないところです。どのようなイベントもたった一人のプランナーだけで完結するケースはありませんから、各分野のプロフェッショナルが集結し、一つのイベントを作り上げていきます。

また、イベントプロデューサーの役割を兼任することもよくあります。予算の管理やスタッフの人選、スケジュール調整、関係各所への連絡やゲストの手配など、幅広く仕事をこなしながら、イベントの成功に向けて走り回ります。

イベントの総合的なプロデュース

企画するイベントの内容や、イベントの目的に合った見込み客の予測して、魅力あるアピールをするためにはどのような方法をとれば良いのかを考えます。場合によっては実際に会場へ足を運んで、さまざまな演出プランを練ったりもします。

 

イベントプランナーの魅力とやりがいは?

自分のアイデアを形にできる

イベントは「アイデア」が結集した場ですから、自分の創造力を最大限に発揮して、形にしていく喜び、達成感を味わいたい人にはピッタリの職業でしょう。もちろん、途中には楽しいことばかりではありませんが、自分の手がけたイベントが実現したときの喜びは経験したことのある方にしかわかりません。

スキルアップを数百万人規模の企画も可能

イベントプランナーとしてしっかりと経験を積んで実力を身に付ければ、何万人、何十万人規模のイベントを任されるチャンスもやってくるでしょう。簡単ではありませんが、会社担ではなく、個人として勝負することも可能になります。

人々に夢を与える|感動を共有できる

イベントプランナーは「自分の企画したイベントで感動を与えられる」という部分に、大きな魅力を感じている方が多くいます。アーティストの奏でる音楽や、パフォーマンスなど、観客へ届けることができる達成感が次の仕事へのモチベーションを高めることにつながっています。

イベントプランナーBさん
イベントプランナーBさん
「自分のプランが人に感動を与えた」「多くの人に伝わった」瞬間、胸が熱くなることが多いといいます。一緒に楽しんでくれているお客さんの姿を直接見られることが、イベントプランナーにとって一番の喜び、仕事のやりがいになっています。

 

イベントプランナーになるには|資格やスキルは必要?

次に、イベントプランナーになる為に必要な資格やスキルについてご紹介していきます。

イベントプランナーに必要な資格はある?

イベントプランナーになるために特別な資格は必要ありません。ただ、多くの人は広告代理店やイベント企画会社へ入社し、そこで必要な知識と経験を積みながらステップアップしていくのが一般的です。

どんな性格の人に向いているのか?

イベントプランナーは多くの企業や人と関わりを持ちますから、同時に進められる管理能力、リーダーシップは必ず求められます。また、時代の変化を柔軟に感じとり、それをそくイベントに反映させられる鋭い時代感覚も持ちあわせていたいものです。

発想力と実行力がある人

イベントプランナーの仕事は、ひとことでいうと「各種イベントの企画・構成・運営」です。しかし、実際に行う業務は多岐にわたり、

  • ・イベントの構成
  • ・出演者の選定
  • ・広告宣伝
  • ・会場の手配
  • ・イベントに携わるスタッフや報道関係者との交渉
  • ・広告の打ち出し

など、イベントに関わるありとあらゆることを手掛けていきます。つまり、企画・立案を形とするための実行力は欠かせない資質です。マーケティングや音響・照明・映像に関する興味を持つことも大切です。これらの知識が深い人は、採用の際に優遇される傾向にあります。

仕事に関わる知識や経験を積極的に吸収しようとする人、イベントやマーケティング現場の裏側に強い興味を持つ人、イベントプランナーの適性があるといえるでしょう。

チームワークで物事に向き合える人

イベントプランナーは、多分野の人たちと多くの話し合いや折衝を繰り返すため、高いコミュニケーション能力やプレゼン力が求められます。この仕事は、自分一人で物事を進めるのが好きな人よりも、チームワークを重視してみんなで目標に向かって付き進める人が向いているといえるでしょう。

大勢のスタッフに指示を与えたり、同時進行で動いていく関係各所の調整を行う必要もあるため、学校で、文化祭などの実行委員を率先して引き受けるような人は、イベントプランナーにピッタリだといえます。

必要な学歴はあるのか?

就職先によって異なりますが、広告代理店やイベント企画会社で働きたい場合は、「大卒以上」の学歴が求められることろが多いので、イベント関連の専門学校やプランニングを学べる学校も選択肢の一つとなります。

イベントプランナーを目指せる学校はあるが特別有利になる事はない

イベントプランナーは、「この学校を出ていなければ就くことができない」という職業ではありませんが、演出等に関するさまざまな知識が求められます。学生時代にこれらに関連することを学んでいれば、採用の際に優遇されたり、入社後のキャリア形成に良い影響を及ぼす可能性も考えられます。

 

イベントプランナーになるには学歴よりも現場に入ることが一番の近道

イベントプランナーになりたければ、時間をかけてでも、地道に経験を積んでいくことを考えたほうがよいでしょう。さまざまなイベントに関わったり、人脈を作ることで、新たな道が開ける可能性は十分に考えられます。

イベント企画の最前線|人気の企業ランキングトップ10

現場に入ることが一番の近道とお伝えしているのは、現場でないと本当の面白さや、ノウハウを身に付けることができないからです。では、どこでイベントについて学べば良いのかという点ですが、キャリアインデックスという転職サイトでは、応募の多い企業のランキングが掲載されていましたので、簡単にご紹介させていただきます。

応募の多い人気企業ランキング( 9/1更新!)

  1. 1位 UUUM(ウーム)株式会社
    総合職/バディ職(マネージャー)・クリエイティブ職(映像制作など)・企画営業職/年間休日125日
  2. 2位 株式会社ギークピクチュアズ
    映像コンテンツディレクター(ディレクター兼制作職) ※CREATIVE STUDIO所属
  3. 3位 会社名非公開 イベントプランナー
    10時出社 表参道勤務 月給28万円以上 未経験OK
  4. 4位 会社名非公開 イベント制作ディレクター
    ※上場企業グループ・年間400本ものイベントを手掛けるSP会社です
  5. 5位 株式会社ティー・ツー・クリエイティブ
    国内外で最大級のイベントを制作するアシスタントディレクター/週休2日制&原則土日休/20代活躍中
  6. 6位 株式会社グリーンリビング
    セールスプロモーション・イベントの【営業プランナー】★未経験歓迎
  7. 7位 UUUM(ウーム)株式会社
    総合職/バディ職(マネージャー)・クリエイティブ職(映像制作など)・企画営業職/年間休日125日
  8. 8位 株式会社ディー・エヌ・エー
    【新規サービス】アニメーション事業プロデューサー
  9. 9位 YOUテレビ株式会社
    イベントプロデューサー(リーダー候補)/年間休日125日/完全週休2日/東証一部上場企業グループ

引用元:イベントプランナーの転職・求人情報

女性のイベントプランナーの活躍も目立つ

イベント大好きで、自分でイベントを企画して人に喜びを与えたい!」このような熱意があれば、イベントプランナーの仕事に就くのに男女の差は一切ありません。

実際、イベントプランナーは女性の活躍も目立つ仕事で、職場によっては男性と同じくらい、あるいはそれ以上の女性が活躍しているところもあるようです。また、イベントプランナーの中でも、とりわけウエディングプランナーに関しては、女性の比率が非常に高くなっています。

転職の際に持っていると有利なスキルは?

何か資格が必要とされることはあまり多くありません。ただし、海外ファッションブランドのショーなどのプランニングをしたい場合は、一定以上の語学力が必須とされたり、必須でなかった場合も優遇されることがあります。

イベントプランナーへの就職・転職情報を探す

イベントプランナーは名乗ってしまえばその時点でなれると言えばなれる職業ではあります。特別な資格は必要ないこともすでにお伝えした通りですので笑

しかし、いきなりイベントプランナーになるのは難しいでしょうし、ノウハウもない状態では厳しいでしょうから、イベント業界への就職や、転職をすることから初めてみてはいかがでしょうか?

下記の転職サイトは、イベント系業務への仕事を多数掲載しており、求人案件も多数ありますので、興味があれば登録してみることをおすすめします。

イベントプランナーになるのにオススメの転職サイト6選

マスメディアン

マスメディアン

おすすめ度:4.8

広告業界への就職・転職の最大手のサイト。電通・博報堂はもちろん、リアルイベント企画を行う企業も多数存在しています。

シンアド転職

シンアド

オススメ度:4.5

株式会社ホールハートが運営する、広告・デジタル業界に精通した転職エージェントサービス。広告制作会社の元デザイナー。デジタルエージェンシーの元営業マネージャーなど、コンサルタントの人脈を生かし、企業の経営層や人事責任者とのつながりを築いている。

マイナビエージェント

オススメ度:4.5

各業界・各分野に強みを持つキャリアアドバイザーがあなたの転職を徹底サポート。どうしてもイベント業界に行きたいという要望があれば、ぴったりの求人情報を探してくれます。

マイナビクリエイター

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WEB系のクリエイター特化の求人サイト。プランナーというよりは下積みとして役に立ちそうな感じですが、実地を知っていることで、違った立場のリーダーになれるかもしれません。

リクルートエージェント

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転職業界最大手のリクルートグループが運営する転職エージェントサービスです。求人情報の8割が非公開なので詳細は登録してからの判断になりますが、その求人の多さが売りです。登録しておいて間違いなく損はないでしょう。

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200万人の年収データから、あなたの市場価値を見出します。あなたが比較したい属性と自分の年収を比較し、最も活躍できる市場はどこかがわかるサービス。

 

イベントプランナーのつらいことや大変なことは?

裏方として忙しく動き回る

ゼロからイベントを企画運営して成功させる責任がある以上、常にイベント全体の動きを把握し、必要なスタッフの手配、当日の進行など非常に細かい部分まで確認していかなくてはなりません。時にはイベントが被って残業続きになることも予想されます。

スキルやセンスも時には求められる

企画にはセンスも問われます。身に付けようと思って身につくものではありませんから、日ごろからイベントに足を運んだりして、自分の引き出しを増やしていくのは必要になるでしょう。

ただ、必須かと言われればそんなこともなく、経験でカバーできる部分ではありますので、これとこれを組み合わせたら面白いんじゃなかろうか、などの発想の転換が重要かと思います。

イベントプランナーの給料・年収

勤務先や実力によって給料は大きく異なる

イベントプランナーの多くは、広告代理店やイベント企画会社などに勤めています。給料や年収は、勤める会社の規模や自らのポジション、働き方によって大きく変わります。

広告代理店の場合は、一般的に大手のほうが圧倒的に給料が良い傾向にあります。イベント企画会社の場合も同様、規模が大きなほうが給料も高いようです。

一方、フリーランスで働く場合は、本人の実力や仕事量次第で収入が変動します。働く環境やプランナーの能力によって、収入の差が大きく出る仕事だといえるでしょう。

イベントプランナーの平均的年収は?

イベントプランナーの初任給の平均は20万円〜25万円くらい、平均年収は20代後半で300万〜400万円といわれています。大手広告代理店や大手イベント企画会社で働けば安定した収入が得られるようですが、人気も高いため、正社員として働くのは狭き門です。

 

イベントプランナーの生活

勤務時間は?

イベントプランナーは、主に広告代理店やイベント企画会社に所属して働いています。そのため、基本的には各企業の就業規則に従って働くことになりますが、一般的には朝の9時から18時くらいまで、平日に勤務することが多いです。

休日

会社員であれば「土日祝日が休み」ということが一般的ですが、イベントプランナーの場合、土日祝日に出勤しなければならないことも多いです。

その理由は、イベントは世間がお休みの日、つまり土日祝日に開催されるものが少なくないからです。自分が担当したイベントが行われる時は、現場に足を運んで予定通りに進行しているか確認するため、休日返上で仕事をします。

 

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。イベントを作る人になるのは大変ですが、それでも目指すべき価値のある立派な職である事は間違いありません。今回の内容がイベントプランナーを目指す上で、参考になれば幸いです。

 

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ワリカンの代表。『鬼ごっこ』とか『かくれんぼ』とか子供の頃にやった遊びを大人がやっても面白いイベント企画にする感じのことをやっている。普段はメディア運営の会社でコンテンツSEO、コンテンツマーケに関わる。