看護師のキャリアアップと聞くと皆さんはどんなイメージをするでしょうか?
主任や看護師長、看護部長など管理職に就くことでしょうか?
もちろんそれも立派なキャリアアップですが、看護師の中にはさらに独自で勉強をし、新たな資格を取って専門性を高めていく人もいます。
肉体的にも精神的にもキツイと言われる看護師の仕事に意欲を持って取り組み、さらに技術を高めていくことはとても大変なことです。
今回は看護師11年目になり、「呼吸療法認定士」という資格を新たに取得し、キャリアアップした看護師Fさんに取材しました。
看護師としてのやりがい、資格取得で大変だったことや、今後のビジョンを伺いました。
プライベートの充実と医療の知識を高めるために上京
よりプライベートも楽しむため、看護師としての技術を高めるために上京を決めました。
もともと人のお世話をするということが好きなんです。仕事をしていると生死をさまよう患者さんを看ることもある。自分が関わったことで少しでも快方に向かってくれると嬉しいです。
そもそも看護師になろうと思ったきっかけは、小学校の時に放送されていたテレビドラマの「ナースのお仕事」です。観月ありさが演じていた主人公のドジだけど、思いやりのある看護師に憧れました。
でも患者さんに寄り添って、努力している主人公の姿が私の看護師としての目標で、思いやりのある看護師でいることを常に心がけています。
看護師は自分にとって転職だ!と思い込んでいるので(笑)
これからも看護師をずっと続けていきます。
知識不足を痛感 より良いケアをするため資格取得に
患者さんの中で症状がどんどん悪くなってしまう人がいた時に、自分の知識不足を痛感しました。もし自分にもっと知識があったら、もっと良いケアができたのではないかと、ずっと引っ掛かっていたんです。
友人の中にも数名ですが「呼吸療法認定士」を取っている人がいて、それも刺激になりました。
看護師の国試も大変でしたが、その時は周りに同じように試験を受ける仲間がいました。
でもキャリアアップは誰にも義務付けられていない。自分の強い意志が必要です。
勉強を続けていく中で「仕事終わりにカフェにこもってまで、勉強する必要あるのか?」と自問自答をすることが多かったです。
検索してみると、これから試験を受けようとしている同じような境遇の人がいたり、すでに受かっている人を見つけたりできました。みんなで励まし合い、アドバイスを貰うこともでき、インスタにとても救われました。
私自身資格を取って満足してしまっているところがあったので、こういった機会を頂けたことが良かったです。
勉強は興味のある分野を 思い立ったらすぐに行動して
経験の長い看護師が必然的に重症な患者さんを看ることになるので、もっと的確なケアができるようにもなりたい。
あとは大変な職場ですが、1年生が潰れてしまわないよう後輩が仕事をしやすい環境づくりをしていきたいです。
いつかは、何年か先には…と思っていると、まず勉強をすることはないと思います。
そう言いながら、結婚出産とキャリアアップのタイミングを逃していく看護師をたくさん見てきました。思い立ったらすぐに行動することをおすすめします。
まとめ
看護師の仕事はとても過酷なものです。そんな中でさらに知識を深めてキャリアアップしようという看護師は少数派かもしれません。
今回Fさんに取材をして、重労働の中勉強をするためには看護師としてのやりがい持ち、知識を高める必要性を強く感じていることが重要だと思いました。
今後キャリアアップを目指す看護師は、ぜひ自分の興味がある分野の知識を深めるようにしてください。
Fさんが言っていたように「勉強をしたい、より知識を深めたい」と思ったのなら、その時がタイミングです。女性は結婚、出産という人生の転機がくると思うように時間を使えなくくなってしまうのが現実。
看護師としてキャリアアップを目指す人が少数派だからこそ、キャリアップすると活躍できる場がたくさんあります。
ぜひタイミングを逃さず、目標に邁進してください。