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オシャレかっこいいプレゼン資料をパワーポイントでデザインする知識集

プレゼン資料

プレゼン資料をカッコよくデザインできれば、見栄えもよく提案も通りやすい資料を作れる気がしますよね。しかし、デザイナーでもない自分がプレゼン資料をデザインするのはハードルが高い気もしますし、何より時間もかかります。

でもやりたい!そんなことを考えている場合に役立つ、「すごくカッコいいとは言えないけど、デザインもできない素人が作った割には、まあまあなプレゼン資料のデザインを作るのに必要な知識」をご紹介します。

 

プレゼン資料をデザインする前のルール

先に断っておきます。肝心の資料の内容は既に出来上がっている事が前提です。当たり前ですけどね(笑)

デザインよりも伝わりやすく!

全くの素人が一番先に学ぶ事のはまずココから。プレゼンや会社資料のデザインには、大きく2つの役割があります。一つは、情報を整理して、理解しやすい形にすることで、聞き手にストレスを与えず、効率的に情報を伝えるという役割。もう一つは、美しい資料を作成することで人の目を引くための役割。

いずれにしろ、デザインは意見や気持ちを相手に伝える為に大事な要素になります。このへんはブログやwebサイトも全く一緒ですね。 もう一つ期待される効果としては、キレイな資料を作成する過程で自分も頭が整理されて、資料の内容がより洗練されることです。

パッと見て整理されていない資料は汚い机と一緒で、自分でもだんだんとイライラしてきますよね? そうなんです、「見た目を整理すること」と「内容を洗練させること」は、切っても切り離せない関係にあります。

カッコいいだけでは自己満足

本には、1枚のスライドでは「言いたいことは一つだけ」とか、「1枚のスライドに何行以上の文章を書いてはいけない」とか、「とにかく大きな文字が良い」とか例がたくさんあります。

たしかに、これらは間違ってはいません。むしろ大正解です。

文字は少なく、大きいに越したことはありませんが、書かないといけない事はたくさんありますし、載せないといけない図もたくさんあります。資料が図や写真、文字だらけになってしまう方が普通です。

でも、受け手が正確に理解できる資料を作らないといけません。見た目だけ「なんかカッコ良くても」意味が無いんです。

文字量<<図

しかし、そうは言っても文字だらけの資料では読み手も疲れますし、作る方も確実に嫌気がさします。私もそうでした(笑)見栄えよく、伝わりやすい資料をデザインするには、大体文字4割、図(表)6割ぐらいがちょうどいい感じになりそうです。

あくまでここ数種類の経験上ですが、「これ本当に自分がやったのかな?」程度には見栄えします。究極論を言うと、見て分かれば説明なんていりません。

1スライドに1メッセージ

webサイトやブログでも言われている事ですが、言いたい事を一度に詰め込みすぎると何がなんだか分からなくなります。1項目に1メッセージは基本ですが、資料を作るときは1スライドに1メッセージを覚えておくとキレイで伝わりやすい資料になります。

新たにデザインを考えない

これはルールというよりかはオススメする事に近いですね。デザイナーと呼ばれる人達はイラストレーターやPhotoshopを持ち込んでちょっとした工夫が出来るかもしれませんが・・・僕らはそんなのできません(笑)

なので、こうしたいああしたいという希望はあっても、それを実行できるスキルが無い訳です。残念ながら・・・出来る事と言えば、パワーポイントに入っている四角と丸の図形の色を変えて使うくらいですよね。

そんな時有効な手段は「きっぱり諦める」そして、良さそうな資料のデザインをパクる!

これに限ります!実際私も様々な所からパクリました(笑)

プレゼン資料の書体は選び方で印象が違う

資料をデザインすると言っても、基本的に資料は文字で構成されている物なので、どんな「書体」、どんな「フォントサイズ」を使用するのかが大事になります。

文字デザインの基礎知識

調べて初めて分かった事ですが、日本語の文字は、「明朝体」と「ゴシック体」の2つに大別することができます。(もっと分かれると思ってました・・・)

  • 明朝体は、横線に対して縦線が太く、横線の右端、曲り角の右肩に三角形の山(ウロコ)がある書体。
  • ゴシック体は、横線と縦線の太さがほぼ同じで、ウロコが(ほどんど)ない書体です。

あなたがお使いのパソコンにもたくさんのフォントが標準で入っていると思いますが、その中には読みやすいフォントや、読みにくいフォントが存在しますよね?

資料でもタイトルに向いてるフォントもあれば、長い文章を書くのに向いているフォントもあります。つまり、フォントの使い方を間違えると、資料は台無しになってしまうのです。

プレゼンや資料を作るときには、「視認性」「可読性」「判読性」を高めることを意識して、もっとも効果的な書体を選ぶといいでしょう。

フォントサイズ

結論から言いましょう。メイリオの18pt以上を選ぶとそれっぽいです!何で良いのかと言えば・・・

・windows(mac)に標準で入ってるから環境で変わらない
・太文字に対応している
・「視認性」「可読性」「判読性」重視で作られたフォント
・等幅でバランスが良い
・18pt以下で見やすい例がない(未確認)

比べてみましょうか。

デザイン的にも見やすい資料が出来そうですよね?それは保証します!

基本全部一緒に

これから何度も言うと思いますが、一度決めたフォントは一部だけ変更をする様な事は絶対にしないで下さい。統一感こそもっとも美しい形の一つです。

何度も使ったからこの辺から変えようと思うと・・・このように統一感が失われてしまいます。

ノンデザイナーはすぐにオリジナル要素を入れたがりますが、余計な事はせず、基本を行っていけばそれだけで十分なんです。

 

プレゼン資料の文字組みをデザインする

イメージは雑誌でよく見るようなレイアウトが理想ですね。「Webデザインでは、テキストで書かれた本文は文字間の調整が難しいので致し方ないかなと思うのですが、見出し画像などの文字詰めは、ベタ組みよりもきちんと文字詰めをした方が絶対美しい」と、誰かがいってました。

助詞はちょっとだけ小さく

漢字はそのままベタ組みでも良いと思うのですが、ひらがなとカタカナは詰めた方がキレイに見えます。

 

Photoshopを使うと便利らしいです。が、全く使えない場合はちょっと面倒ですも1文字づつテキストボックスを分けて作ると出来ます。

「」系は太文字にしない

この話を聞いた時「えっ!?」思いましたが、文字組みのきちんとした雑誌を見ると納得します。大きな見出し文字は括弧が細くなっています。そして、括弧を細くしたほうがより上品に見えます。

明日何着る?の「」部分だけ太文字になっていないのがお分かりでしょうか? なんでそう分かりませんが、とにかくキレイなんですよね~。

数字は大きく、単位は小さく

例えば「500円」という文字列。そのまま組むと「円」より「500」の方が小さく、バランスが悪いみてくれになります。その場合、まず「500」の文字サイズとベースラインを他の文字に合わせ、さらに「円」の文字サイズを約2分の1から3分の2のサイズにすることで見やすくなりました。

箇条書き最強説

ブログではよくある書き方ですが、一文をずっと繋げていくいく方法場合によっては効果的です。ですが、デザインのカッコいい資料ではこの書き方はあまり良くない。文は少なめにして、図を入れた方が遥かに良いです。

しかし、図も入らない(ない)場合の有効手段はたった一つ、箇条書きです

長文にする必要もなく、短くする事で完結に、そして強い文にすることも出来ます。ブログ記事や文章である必要のない資料などでは、ところどころで箇条書きを使うといいでしょう。

 

プレゼン資料のデザインで色は使いすぎない

カラフルな資料のデザインは想像すると見栄えがしそうですが、実際にやってみると全っ然キレイに見えません(笑)バランス感もメチャクチャになりもう、酷い!色味が足りないと赤とか緑とか色々詰め込みたくなりますが、こんな方法ですっきりします。

使うカラーは◯色まで

ずばり、使うカラーは4色までにしましょう!そして、最初にテーマカラーを1色決めておくと後で配色に迷ったりする事もありません。多すぎればまとまりの無い印象になりやすいく、少なすぎればそっけない紙面になります。

テーマカラーを資料の中で徹底すると、読み手はテーマカラーから色がもつ意味を自然に読み取ってくれるようになります。「ここはブルーが使用されているから、主張したい内容」、「赤が使われているから注意点」といった具合ですね。

色を使いこなすことで、プレゼンや会社資料は更に多くの情報を読み手に伝えられるようになります。

囲み線はいらない

囲み遷都は四角とかの図形や、文字の周りを囲っている線です。← まんまですね。

こんな感じです。

上が囲み線があるやつで、下が無いやつです。ご覧の通り囲み線が無い方がキレイですね。黒で囲んでいるので余計に目立ちますが、余計な枠は全部消してしまった方が確実に見栄えが良いです。

一貫性が大事

ページによって色を変えたり突然違う事をすると、読み手だけでなく自分も混乱します。迷ったら白か黒を使いましょう。下手にカラーを入れるより、白黒はどんな背景でも合います。

構成要素を一度きりではなく、資料全体の中で繰り返し守って入れば大丈夫です。資料の中で一貫して守られることでルール化され、その存在がはっきりと読み手に認識されるようになります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?基本的なことを中心にお伝えしてきましたが、これだけでだいぶ印象は変わりますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

ちなみに、こんな資料もお役に立つとおもいますので、時間があれば目を通しておくといいと思います!

 

 

ABOUT ME
会長
ワリカンの代表。『鬼ごっこ』とか『かくれんぼ』とか子供の頃にやった遊びを大人がやっても面白いイベント企画にする感じのことをやっている。普段はメディア運営の会社でコンテンツSEO、コンテンツマーケに関わる。