仕事辞めたいときどうする?転職かまだ続けるかの判断基準

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転職

仕事を辞めたい。マクロミルが行なったアンケート調査によると「そう思ったことはあるか」と答えた方は35.5%で2年連続で増加し、「ない」の比率は年々減少傾向にあるそうです。

 

引用元:新社会人の3人に1人が、入社1カ月で「会社を辞めたい」。新社会人の意識調査(2017年)

また、株式会社マーシュという調査会社が過去に行なった「日常的に辞めたいと思うことはあるか」という調査では、

  1. たまにある:47.3%
  2. ある:18.3%
  3. かなりある:21.0%

で、合計86.7%もの人が「仕事辞めたい」と考えていることがわかりました。

引用元:仕事に関するアンケート調査|株式会社マーシュ

つまり、『仕事を辞めたいと考えること自体はかなり自然なこと』と言えるのではないでしょうか。

また、仕事を辞めたいという理由についても、みな共通のパターンがあります。そこで本記事では、仕事を辞めたいと思った時に、転職か続けるかの判断材料になる内容をご紹介しますので、参考にして頂ければと思います。

 

仕事辞めたいと思ったときに転職か続けるかの判断基準5つ

仕事を辞めたいと考えている方が周りは多いことは冒頭でもご紹介しましたが、同じような状況でも頑張っている人もいるし、このまま辞めて転職するか、もう少し頑張って続けるべきかの選択肢で悩んでいる方も多いと思います。

ただ、一度でも「辞めたい」という気持ちを抱いてしまうと、そのモチベーションのまま仕事を続けるのも精神的には辛い状況かもしれません。そんな状況のとき、気持ちを整理する方法を5つご紹介します。

やる気が出ない、モチベーションが上がらないという意見もおそらく多いとは思いますが、『やる気が出ない』も『モチベーションが上がらない』という言葉を最初に言い出す方はただの『甘え』ですので対象外にしています。

仕事を辞めて何をしたいのか整理しよう

仕事を辞めること自体は実は簡単です。退職願を提出すれば1ヶ月後には今の仕事を辞めることはできます。

今の日本は、2019年1月時点の求人倍率は1.63倍ですので、仕事を選り好みしなければ比較的簡単に次の職場を見つけることができるでしょう。

(厚生労働省|一般職業紹介状況(職業安定業務統計))

だからこそ、仕事を辞めたいと思ったこのタイミングは、自分自身を振り返る、「本当に自分が望んでいること」が何かを考える良い機会と言えます。いまの仕事を辞めてから、あなたがやりたいことは何でしょうか?

いま一度自己分析をして、続けても良い仕事や、やりたいことは何か考える時間を設けてみましょう。入社時は期待感などが大きかったかもしれませんが、実際に仕事をしてから気づくことも多くあります。

仕事を辞めたいと考えているこのタイミングだからこそ、自分にとっての良い働き方は何なのか、向き合ってはいかがでしょうか?

5年後や10年後の自分を想像する

人生80年〜90年の中で、仕事をする期間は約45年もあります。つまり人生の半分は仕事をしている時間になるわけです。男性なら特にそうですね。

この先のことを考えた場合、5年後〜10年後になりたい自分像はあるでしょうか?

もし、漠然としていながらもこうなりたい、こうありたいというビジョンがあれば、その将来に向けてできること、やらなければいけないことが見えてくるはずです。

そのビジョンを実現するためには今の会社にいる方が、メリットが大きいのであれば部署変更や人事異動の願いを出す、新規事業なら立ち上げに手をあげることも検討できますね。

逆に今の会社ではそれが実現できない場合は、転職活動を始めることをおすすめします。

辞めたい原因を解決できるか|方法はあるかを検討しよう

仕事を辞めたい原因の多くは人間関係です。これはどの業界・業種・役職の人間でも同じことが長年の調査結果を見ても明らかになっています。

エンジャパンが実施した『退職理由のホンネとタテマエ』に関するアンケートの結果です。会社に伝えた理由としては家庭の事情が筆頭とされる「一身上の都合」ですが、本当の退職理由として「人間関係」をあげているという結果が出ています。

引用元:エンジャパン|退職理由のホンネとタテマエ 会社に伝えた退職理由は「家庭の都合」、実際は…?

理由ランキングの上位にいた『給与面』『仕事内容』『将来性』『人事評価』などが、いかに建前だったかがわかります。

引用元:【2019年最新版】仕事辞めたい理由トップ10をランキングで紹介

他にも

  • 上司と性格が合わない
  • パワハラ・セクハラの横行
  • 同僚との人間関係もうまくいかない
  • 飲み会の誘いが多いし断るのも面倒
  • 業務過多の仕事を押し付けてくる など

様々な問題があるかと思いますが、その問題が自分で解決できるか、その問題が解決できたら仕事を続けられるかどうかも、ひとつの判断ポイントになります。

会社は人で成り立っていますし、10人以上も在籍して人と関わって働く以上、好き嫌いがあって当然です。

もう小学生や中学生ではないので、表立って毛嫌いすることや態度に表すような幼稚な真似はしないと思いますが、執拗な嫌がらせに遭っていた場合はそうもいかないでしょう。

  • パワハラをする上司や同僚がいる
  • 希望の部署などにチャレンジさせてほしいけど一向に希望が通らない。
  • 給与アップのために何をすれば良いか明確になっていない
  • 人事評価が正当になされていない など

こういった状況があればそれが改善することでまだ仕事を続けられるのか、改善するには社内通報窓口の利用や人事に掛け合うことでどうにかならないのかを検討してみましょう。

実際に動いた結果なんの改善も見られないようであれば、その時は仕事を辞めることをおすすめします。

結婚をして仕事を辞めたいと考えている場合【主に女性】

専業主婦になりたい。寿退社をしたいと思いながら、仕事を辞めたいと考えているなら少々危険です。

結婚をしたら今後一切働かない生活を送れるという確約があるのであれば良いですが、万が一それができなかった場合、キャリアが途切れることは大きなリスクが伴います。

また、働きたくないと考えている女性は多くいますが、結婚して専業主婦になれる人は年々減少傾向にあります。

参考:専業主婦世帯と共働き世帯|労働政策研究・研修機構(JILPT)

上図の推移からもわかるように、女性が働かずに生活できる時代は終わりつつあります。

結婚して退職、子供と家事に専念しながら優雅な生活を夢見て仕事をやめたいと思っているなら、それは幻想かもしれません。「結婚して辞めたい」と現実逃避をするより、目の前の仕事を頑張ることをおすすめします。

仕事に行くのが辛い・うつ病になりかけている場合

冒頭で、やる気やモチベーションを最初に言い出す方はただの甘えだと言いましたが、それも理由によります

正当な評価がされなかったり、まっとうな希望が通らないことでやる気が削がれているなら、辞めてしまった方が良い場合も多いでしょう。

また、労働環境が著しく悪かったり、仕事上の悩みが深刻化してうつ病になってしまった、あるいはその前兆がある方は「仕事を辞める」ではなく、休業を選択してみましょう。

会社にとって人はかけがえのない存在であるべきですが、社員一人がやめた程度で回らなくなる会社であれば、それはそれで問題です。もしうつ病の気配があれば、体力的・精神的な限界がきている証拠とも言えます。

一度うつ病で退職すると、復職後や転職時にも影響が出ますので、自分を犠牲にする前に辞めるか、休業して休養をとることをおすすめします。

 

仕事は辞めたいけどやりたいことがない場合

「5年後や10年後の自分を想像する」の項目では触れませんでしたが、いまの仕事は向いてない、辞めたいと強く思っていても、じゃあやりたいことがあるのか?

と言われると何もないことで苦しい思いをしている方もいるでしょう。

やりたいことはないけど、今の仕事が忙しいから辞めないだけ、やりたいことがないからいまの仕事を続けているだけという場合、

  1. 世の中の仕事を徹底的に調べる
  2. 転職のプロに相談する

という二つの方法があります。

世の中の仕事を徹底的に調べる

例えばですが、あなたが小学校のころになりたかった職業を覚えていますか?

覚えていなかったとしても、小学生男子の夢は大抵サッカー選手か野球選手。女子は看護師やパティシエ、美容師ではありませんでしたか?

なぜこのようなことになるかというと、当時自分が好きなことであったり、知っている職業知識の中でしか語れないことが理由です。

それは社会人になっても一緒で、ブロックチューンエンジニアであったり、●●コンサルタント、人事労務、社労士、会計士、広報などを目指すようになるのは、それまで知らなかった世界・業界のことを知ったからこそでしょう。

いまはインターネットの時代ですから、『人気の職業』と検索すれば多種多様な仕事がヒットします。イスタグラマーを正社員として雇用する企業もあるぐらいです。もちろんあなたに興味が持てるかはわかりませんが、少なくとも知らなかったがために経験できない職業も多いと思います。

やりたいことがまだない場合、世の中にどんな仕事があるのかを調べてみてはどうでしょうか。

転職のプロに相談する

転職のプロとは、転職エージェントという人材紹介を行う会社のアドバイザーの方々を指します。

長年人の人生(=転職)に関わってきた方々ですし、求職者にぴったりの職業・会社はなんなのか、キャリア診断を行える数少ないプロでもあります。

すでに経験している職種を活かすのであれば、どんな企業がオススメなのか。思い切ってキャリアチェンジをするのであれば、未経験からでもできる職種や、受け入れてくれる企業の斡旋など、かなり親身にサポートしてくれます。

 

仕事をやめたいけど言えない場合の対処法3つ

会社に退職届を郵送する

会社に直接退職意思を表明することが躊躇されるという場合は、退職届けを会社に郵送すると同時に有休権を行使するという方法があります。

ただし、本来は業務請負の引き継ぎや退職のあいさつを行うことが社会人としてのマナーですので、やむを得ない場合に限るべきでしょう。

退職日の2週間前までに退職届を郵送

労働者から機関の定めのない雇用契約を終了させる場合、2週間前までに終了の通知を行えば足りるとされています。

第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用元:民法

このため、正社員労働者から会社に退職届を郵送すれば2週間の経過により雇用契約は終了します。なお、アルバイトや契約社員といった期間の定めのない雇用契約はこの限りではありません。

迷惑をかけることを覚悟で即日退社する

仕事辞められない以上、自分の仕事が誰かに振られるので、多少なりとも迷惑をかけてしまいます。

しかし、それは仕方のないことです。元をたどれば、仕事内容と合わない人を雇い、やりがいを感じさせることができなかった会社側にも半分責任があります。そのため、会社側に迷惑をかけてしまっても、お互い様というところでしょう。

最近は退職代行という手段もある

近年急激に人気となっているのは『退職代行』といって、代わりに退職の連絡をしてくれるサービスです。何らかの理由で会社を辞められない方に利用が殺到しているらしく、下記のようなサービスが代表的です。

退職代行サービス【SARABA】

サービス名 退職代行サービス|SARABA
費用 29,800円〜
URL

LP

EXIT|会社からの非常口

サービス名 EXIT|会社からの非常口
費用 正社員・契約社員:50,000円

アルバイト・パート:30,000円

URL

https://www.taishokudaikou.com/

ただ、新しいサービスという反面法整備も未完成で、一部では弁護士法違反なのではないかという意見もありますので、依頼先は慎重に選ぶことが必要です。

まとめ

仕事辞めたいと思った時に、今後どのような行動をとって行けばい良いかを解説してきました。いきなり辞めることはせず、自分の人生ですのでよく考えて行動していただければと思います。